今の季節、毎年カッコーの声で目を覚ます。しかし今年は如何したことかカッコーがおとなしい。鳴き声はだいぶ前から聞いているのだが、例年だと大きな声で鳴くため、探し出すのは簡単。声のする方の高い場所だいたいこの付近だと電柱のテッペンでお尻の羽を震わせてカッコーカッコーとやっている。我家の付近を縄張りとしている彼であるが、遠くに居るから静かなのかと思っていた。しかし今朝いつものように自転車で走っていたらカッコーの声が聞こえ、声のする方角を探すと近くのアンテナの上で鳴いている。何か疲れているような雰囲気の声、姿がはっきり見えるほどの近距離なのに声が小さい。「元気を出せよ!」と声を掛けた。いつもうるさいと思っているが、いざ静かになると気になってしまう。私を含め人間は勝手である。カッコーだって伴侶を見つけるために必死で生活しているのに唯自分たちの季節感を満足させる事を考えているのだから。でも、元気なカッコーの声が聞きたいと思っています。うるさいけれどネ。
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