天気もまあまあ、体調もまあまあ?、そこでAZオフロードを駆り、久しぶりに本来の走りを楽しむべく?
一路木賊平を目指し出かけました。観音峠の手前の分かれ道に通行止めの看板がありましたが、何とか成るだろうとそのまま走行。
観音峠大野山林道の入り口が閉鎖され、土砂崩落のため、通行不可との事。
もう一度下に降りて別の道を通る事も出来ますが、それでは何倍もの時間が掛かってしまいます。
此処でカモメランへの再会はあきらめ、帰宅しようかとも思いましたが、せっかく観音峠まで来たのに空しいですよね。
と云う訳で、急遽「曲岳」標高1642メートル登頂に予定変更。
一応足元はビブラムのトレッキングシューズですが、食糧がありません。
8:00過ぎ、絶対に無理しない事を条件に急坂登り始めますが、体力の低下を思い知ります。
健康な時は難なく、頂上まで簡単に登頂できたのですが、さすがに時間が掛かります。健康時の10倍はゆうに掛かっています。途中の岩場「めまい岩」や山頂直下のチムニーが憎らしくなる程。
それでもロープを頼り、めまい岩からの展望を楽しんだりと、久しぶりのワイルドな登攀が楽しめました。

登山道脇にはこの春から初夏に掛けての花が咲いています。

この花はヤグルマソウ、葉が鯉幟の矢車に似ていることから、この名がついたそうです。通称ヤグルマソウとして道端や花壇に咲いている赤や青の花は、ヤグルマギクと呼びます。

土壌が湿っているためか、ユキザサが多く咲いています。ちょうど見ごろを迎えた清楚なユリ科の花。

林床にはマイズルソウも多いのですが、花はもう終わりのようで、花をつけている株は少なめです。
この標高だと6月初め頃が見ごろでしょうね。


山頂には、大きなレンゲツツジが見事に咲いていて、クロアゲハが吸蜜中でした。
下山は、通常引き返すのが常道ですが、帰路は岩場の通過に自信が持てないため、観音峠に下らずに、反対側の「八丁峠」まで足を延ばす事に決定。
八丁峠までは初めてのコースですが、尾根伝いのため危険が少ないからです。もっとも八丁峠から林道に降り観音峠まで林道を相当な距離徒歩で歩かねばなりませんがね。
それでも11時過ぎには、車まで戻り、エンジンブレーキを最大限活用して約30分後には帰宅しました。