今夜のBGMは、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウイーン・フィルで、アントン・ブルックナーの交響曲第5番変ロ長調のレコード、(1956年録音)。
一応正真正銘のステレオ録音ですよ。
録音も凄く良いようで、リマスター盤のCDも売られているとか?。
クリックして頂くと大きな画像で御覧いただけます。(以下同様)
こちらは今聴いているレコードを再生するのに使用している『昇圧トランス』と云う装置。
現在私が使用しているフォノ・カートリッジは、ムービングコイル(MC)方式と云って、すこぶる発電効率が悪いのですよ。
そのため、昔のアンプに接続する場合、このような昇圧トランスやヘッドアンプが必要でした。
しかし、ここ30年程前からフォノアンプ入力側にそれまでの通常のイコライザーに代わり、MCカートリッジも普通に使用できる、ハイゲインイコライザーなるものが装着されております。
しかし拙宅の場合、この現在使用しているフォノカートリッジ専用の昇圧トランスがあるので、ハイゲインイコライザー側の端子を使用しておりません。
この画像のように埃を被り少しフレームも錆が出ていますが、内部はたぶん?問題ないでしょう。
レコードを聴くためには、こんな物も必要になるんですよ。
尤も現在のレコード再生に於いて、極マニアやお金持ち以外、こんな手の込んだモノは使いませんけどね。
勿論、私はレコードマニアじゃないし貧乏人ですけどね(笑)。

なんか前置きが長くなっちまいましたが、これが本日のメインイベントたる、菩提寺の施餓鬼会兼護持会総会(檀家総会)の前に写した、我が菩提寺本堂に鎮座される仏様です。
この寺は無住のため、近くの同宗派名刹の御住職が、ここの住職を兼務されていらっしゃいますが、そのお話によると、現在この奥の厨子に安置されるはずのご本尊様は鎌倉時代の作だそうで、市の文化財として修復作業のため
御住職の本寺で他の文化財的仏像と一緒にその手続きを進めているため、ここには台座のみしか残っていない事を了承して欲しい旨のお話もありまして、お寺の管理もたいへんなようです。
又、3.11の影響もあり、寺建物に対する保険も従来の火災保険だけでは不安なので地震保険も掛けなくてはならなかった事など。
今期の予算は、亡くなられた檀家様から一律5万円ずつ納入していただく、寄付金が多かった(つまり亡くなられた方が多かった)ため、その分収入の部が多くなっている等の説明もありました。
どこのギョウカイも、皆でお金を出し合って事業を行う場合、それなりの手続きをキチンと行わなければイケナイ訳で、何処かの一部上場企業さんのような杜撰な会計処理はできないのですよ(笑)。

約1時間程で、施餓鬼会と護持会総会が終了し、嫁の待つ寺近くにある彼女の実家まで歩く途中、信玄堤に出てみました。
昨今、国内ばかりでなく、海外に於いても武田信玄が行ったと云う、この水防技術が海外援助の一環として、実践されていると新聞でも報道されていましたし、信玄が勢力を伸ばした各地域の水防にもこの信玄堤の技術が使われているそうです。
従って、ココが元祖『信玄堤』なのですよ。
元々は中国伝来の水防技術なんでしょうけどね。
強い堤防を築くのではなく、聖牛、蛇籠、遊水地や霞み堤を用い『柔よく剛を制すと云った』今や本家中国を凌ぐ武田氏縁の高度な水防技術だそうです。