昨日は孫の初節句で、ご近所フィールドワークはお休みでした。
昨晩お月様が傘を被ったので、天候が悪化する前にご近所里山に出掛けました。
御機嫌気分で鼻歌なんか唸っちゃう(笑)。
鼻歌のテーマはベト8の第一楽章!ついでにナウディスクもベト8。
ブルーノ・ワルター指揮ニューヨークフィルハーモニーの演奏1942年4月18日録音のレコード、もちろんモノーラル盤。

だって、ホタルカズラやシロバナタンポポの可愛らしさ。
晩春から初夏を告げる光の中で微笑んでいましたからね。
クリックして頂くと大きな画像で御覧いただけます。(以下同様)
そして、今日のフィールドワークのメインイベントは、環境省指定絶滅危惧植物第Ⅱ類に指定されてしまった、キンランの観察。
一昨日一株だけ見つけましたが、まだ半分蕾の状態でしたから、もしやすると綺麗に開花してるんじゃないかと期待いっぱい。

昨日と別の株が綺麗に咲いていましたし、その他多くのキンランの開花を確認して大喜び。
私と同じ考えか、昨年も此処で出会ったご夫婦もいらしていましたが、今年はキンランが咲くのが早いと驚いていました。
特にカタクリやイチリンソウ等スプリングエフェメラルは遅かったですもんね。

そして、立ち枯れた赤松の幹から、こんな可愛いキノコが顔を出してます。
ホントに甘いお菓子のようなキノコですよ。
先程、sage55さんにサルノコシカケの仲間のヒトクチタケだと、お教えいただきました。
sage55さん、ありがとうございました。

ギンランもご覧のように精一杯咲いていますが、このくらい花弁を開くのが精一杯ですね。
でも、キンランに比べ、小さくて人知れず咲いているその純白の姿は、とても清楚です。
キンランとギンランどちらが好きかと聞かれたら、もちろんギンランに軍配を挙げたくなる気分です。

ご近所雑木林は、新緑に包まれ、もう完全に初夏の出で立ちです。
でも、この付近では新しい道路も工事中ですし、この谷間の上には造成された集落もあります。
後どのくらいの期間、愛らしいギンランやキンランを愛でる事が出来るか心配です。
ギンランを愛でていましたら、遠くで雷鳴がゴロゴロ。
一昨日も同様に雷鳴に驚いて一目散で帰宅しましたが、今日もヤバイ塩梅。
特に今日の天候変化は激しく直ぐに空は暗い雲に覆われ、雨も降りだして来た模様。
帰宅ご暫くすると一度通り雨。
こう云った雨が降るのも初夏が近付いた証拠かもしれません。