テレビ局から、電力料金の低減策を教えて欲しいと依頼を受けたことは報告済み。
どのようにすると、電力料金が安く済むのかをここに記します。
電力料金の値上げに対抗する方法
契約電力の引き下げ
ご承知の様に、東京電力とのアンペア契約により、基本料金が変ります。
詳細は以下の東京電力の該当ウエブページをご参照ください。
http://www.tepco.co.jp/service/custom/idoufaq/keihen-j.html
ブレーカーの色 赤 桃 黄 緑 灰 茶 紫
契約アンペア(A) 10 15 20 30 40 50 60
基本料金(円/月)税込 273 409 546 819 1,092 1,365 1,638
現在50アンペアで契約されているご家庭の場合、月額1,365円ですが、
30アンペアに契約を変更すると月額819円になり、月額546円節約できます。
年間ですと、6,552円も節約できる計算です。
但し、あくまで基本料金ですから、電力消費量が増えればその分上乗せされます。
同じ量の電力量(kW/h)なら、基本料金の分だけ得になる計算です。
しかし、契約電流を減らした場合、一度に使用出来る電気機器が制限されます。
一般的な家電製品の起動時のアンペア数は以下の通りです。
冷蔵庫:1.5A
洗濯機:4A
エアコン:15A
炊飯器(炊飯時):8A
ホットプレート:13A
電子レンジ:10A
ドライヤー:10A
アイロン:8A
テレビ:1A
暖房温水便座:3A
などです。(製品のより異なります。必ずご自宅の家電製品の裏面などをご確認ください)
30アンペア契約の場合、先ず、何処のご家庭でも常に冷蔵庫が稼働していますから1.5アンペアは必須。
最近の冷蔵庫やエアコン等コンプレッサーを使用している機種の場合、インバーター制御されているので、この通りの数字になるとは限りません。
あくまでもこれは目安です。
朝、ご飯を炊きながら朝シャンの後、ドライヤーを使い電子レンジでチン。
お手洗いで用を足した後の温水洗浄の瞬間ブレーカーが落ちちゃいます。
あるいは、テレビのスイッチを入れた瞬間かもしれません。
これには照明器具等は計算に入れていませんが、もしかすると電子レンジでチンの
段階でブレーカーが落ちる心配もありそうですね。
さて、ご夫婦とお子さん二人のご家庭の場合、お子さん達それぞれに個室があり、エアコンが使用出来る環境では、勿論居間にもエアコンが有るでしょうから、帰宅後それぞれの部屋でエアコンを使用すると、もうお判りですよね。
電力使用量の低減を図る場合、最も重要なのは、ご家族の理解と話し合いです。
夕食後、それぞれ個室に篭らずに、居間だけでエアコンやテレビを使い、電気の使い方や順番を決めるのはいかがでしょうか。
一緒にその日の出来事なんかを報告しあうのも良いですよね。
省エネとか省電力って云うと何となく貧相で、楽しくないってイメージが漂いますが、家族団らんの機会と考え、色々話しあってくださいね。
省エネ家電に買い換えるのも一つの方策ですが、今ある家電製品等を有効に利用して無駄な電気代を減らすほうが得策だと思います。
エアコンのフィルターをこまめに掃除したり、冷蔵庫の開け閉めを減らしたりね。
冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎると、目当ての物を探すのに時間が掛かる上、冷気の流れが妨げられ、消費電力がかさみます。
増改築の際、思い切って窓ガラスをペアガラスにするのも冷暖房効果を高めます。
エアコンに頼らず自然の風を取り入れましょう。
網戸の張替えや清掃も風の流れをスムーズにします。

お堅い話はここまでにして、今夜のオマケは猫のミーの登場。
彼女も既に14歳を過ぎました。
先ほどまで香箱座りをしていましたが、顔を上げて前足を出しちゃいました。