今日は、長男家族と一緒に夕餉は外食でした。
先月初めて出掛けた甲府の上石田にある『かんざし』と云う、すんごく!オサレな中華屋さん。

明るい店内はオープンキッチンで、中華の大鍋仕事の荒業と云ったパフォーマンスを直接見ることができるのが売り。
中華鍋から時折キッチンの天井まで届くかの様な大きな炎が立ち上り、弥が上にも食欲をそそる光景。
一人前でも量が多い処に持ってきて、長男は止せばよいのに揚げ焼きそばの大盛り。
餡と麺が別々の大丼に盛ってあります。
私と嫁は、『今日のごはん』と云うリーズナブルなセットにして主菜をそれぞれ回鍋肉と麻婆豆腐。
孫の母親は孫と一緒に炒飯と蛯と野菜の炒めもの。
其々お互いの主菜をシェアしながら満腹になるまで、食べ切りました。
流石に長男は、二度と揚げ焼きそばを食べたくない、とほざいておりました。
初めて同店で食事をした時、健啖家を自負する二男も同じ揚げ焼きそばに挑戦して見事クリアーしましたが、やはり同様の言い草でしたよ。
普段余り食べないようにしている私も、全部食べ切りお腹イッパイ。
家族連れから、若いペアの方も来店される、絶対お勧めのお店です。
ココ、までが前置きで、本来のお話はこの後です(笑)。
どうして、注文した物を全て食べきる必要が有ると思いますか。
中華料理等、一人前でも結構多くの量が供されます。
中には、注文した料理を食べきれずに店を出るお客様も居らっしゃいますが、当然食べきれなかった食べ残しは、食品廃棄物として処理されてしまいます。
その量なんですが、皆さんどの位有るとお思いでしょうか。
以下政府広報からの資料を元に記載します。
日本に住む私たちの出す食べ残し・残飯排出量は世界一と言われています。
日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1,800万トン。このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン~800万トンとされています。これは、我が国におけるコメの年間収穫量(平成24年約850万トン)に匹敵し、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(平成23年で年間約390万トン)を大きく上回る量です。また、日本人1人当たりに換算すると、"おにぎり約1~2個分"が毎日捨てられている計算となります。
日本の食料自給率は現在39%(平成23年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食料を大量に捨てているという現実があるのです。もったいないと思いませんか。
以前も投稿しましたように、あらゆる食品の元は、植物や動物なんです。
その動植物、私達と同じ生き物の命をいただいて、私達も生きているわけですよね。
それを考えたら、絶対に食べ残しなんてできません。
命を無駄に捨ててるワケですもんね。
私達が食べ残したり、捨てたりする食品が有るだけでも、その分世界の食料は高騰して、満足に食べられない地域や人々もいらっしゃいます。
先ず衣食住の内、先ず一番大事な食べ物が充分に行き渡らず、それが元で争いが絶えず、安全が脅かされる地域も有るでしょう。
宗教等のの問題以前に、世界中の誰もが、今夜の我が一族同様、お腹いっぱい食べる事ができれば、戦争なんてする必要がありません。
先ずエネルギーより何より、食べ物、そして食べ物を育てる水、これが今最も重要な戦略物資なんです。
つまり、私達一人ひとりが、食べ物を粗末にせずに分かち合えば、戦争なんてしなくても良いのです。