某半国営放送局は大晦日の今日、一大イベントたる『紅白〇〇戦』と云う番組を放送するそうで、その前振りが相当な盛り上げよう。
当方は、同局のEテレなるチャンネルで放送する???べとベンさんの交響曲の方が・・・・ですが、2013年12月21日NHKホールで収録したテイクを20:00から放送するとの事。
しかし、一応大晦日ぐらい家族水入らずで紅白を視ながら宴???を囲まん事には、ねぇ。
そんでもって、紅白が始まる前に何とか「やっぱり月並みに第九を前もって聴こうかなぁ。」と思うわけなのですよ。
レコードならベーム・ウイーンフィルの来日記念盤、CDならカラヤン・ベルリン、クリップス・ロンドン響、メニューイン・シンフォニアバルソビア・・・・等手持ちがありますが、やっぱりフルベンさんの1951年バイロイト・ライブにしましょう。

貧乏なので拙宅のバイロイトは左側の限定記念盤セットの5枚目。
右側が昔欲しくても高価で買えなかった同じ演奏の有名なレコード。
フルトベングラーの登壇するまでの足音と、聴衆が拍手と共に足を踏み鳴らす音が収録されている有名なテイク。
この演奏にたいしては諸説あるようですが、素晴らしく良い演奏である事には違いありません。
その上、録音と云うか新しいマスタリングが素晴らしく、とても私が生まれる前の録音とは思えません。
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
エリザベート・ヘンゲン(アルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー
特に好きなのは第3楽章の静寂なメロディーの美しさは、他と比類できないと勝手に思っています。
第四楽章への期待から、なんとなく間延びしてんじゃないかと思うこの楽章が、とても安らかで安堵できる??と解釈しちまうって?、そんな気持ちにさせてくれるんですよ。
終盤金管が静けさを破りに来ますが、それさえ一緒に包み込むように安堵させるなんてねぇ。
そして、第四楽章の始まりは例の如く・・・声楽が登場するまでの間、各楽器パート、特に低弦と木管が好き。
重唱に入りオットー・エーデルマン、エリザベート・シュワルツコップ、エリザベート・ヘンゲン、オットー・エーデルマン・・・「良いね」したいほど。
やっぱり、大晦日は月並みが一番です。
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