木曽御嶽山の噴火で、未だ行方不明の方がいらっしゃいます。
早く見つかって欲しいのですが、ここに来て新たな難局がやって来ました。
タイフーン18、ファンフォンさんですね。
この台風、本土に上陸しないまでも、前線を刺激して大量の雨をもたらす恐れがあるとか。
火山灰が積もった処に大雨が降ったら、今度は土石流が心配。
今の処、住宅地は大丈夫だろうって事ですが、雨量によって判りません。

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台風第18号 (ファンフォン)さんのスペックです。
平成26年10月03日18時45分 発表
<03日18時の実況>
大きさ 大型
強さ 非常に強い
存在地域 日本の南
中心位置 北緯 23度10分(23.2度)、東経 134度25分(134.4度)
進行方向、速さ 北西に15km/h(8kt)
中心気圧 935hPa・・・・・なんて凄すぎます。
中心付近の最大風速 50m/s(95kt)
最大瞬間風速 70m/s(135kt)
25m/s以上の暴風域 全域 170km(90NM)
15m/s以上の強風域 北東側 600km(325NM) 南西側 500km(270NM)
まっすぐに進めば、沖縄はたいへんですが、本土には近づかずに大陸に向かうのにどうして右にドッグレッグしちまうんでしょうねぇ。
その答えは、偏西風!又の名をジェット気流によって流されるんですって。
この風が何処を流れるかによって、台風の進路(曲がり方)が決まるそうです。
天気図を見ると丁度前線が本州に掛かっていますが、台風の進路によって雨の降り方も変わるそうです。
偏西風の存在が知られたのは19世紀末だそうですが、二次大戦前まで日本以外では余り研究されなかったとの事。
さて、この風を兵器として利用するなんて凄い事を我が国はやっておりました。
そう、風船爆弾です。
偏西風を利用して、気球に爆弾を吊るし、気圧計と連動させたバラスト(砂袋)装置で高度を調整させて米本土に到達させたそうですね。
和紙と蒟蒻糊で作った秘密兵器凄い。
もっと凄いのは、花子とアンもビックリって、ワインから潜水艦探知装置を作ってたってお話。
詳しくは、「葡萄兵器」でググってみてくださいね。
おかげで平和なはずの甲府でも、某ワイン工場を始め市街地のほとんどが、B29の標的になったとか。
話がだいぶそれましたが、『ファンフォン』は、ラオス語で動物と云った意味だそうです。
ファンフォンさん、どうせ進路を曲げるなら、日本に近づく前に曲がっちゃって欲しいものですね。
豪雨災害が発生しない事を願うばかりです。