勤務先を定年退職して、浮世離れな生活を送ろうとした魂胆が崩れ去ったのは半年前。
私の後任として、当てにしていた同僚が、役員さん達に泣きついて、他の仕事もあるのにISO9001の事務局なんてとてもできない・・・・・!!。
取りあえず、定年退職後もISO9001事務局を運営している始末。
でもさぁ、アルバイトの身の上で、社長はじめ常務他役員さん達と渡り合うんだからねぇ。
まあ、私の方がこの会社に長く勤めてるから、色々知ってっけどね。
42年前、職業高校を卒業して、入社したんですが、入社前から『アルバイトに来ませんか』なんて連絡があり、早く仕事を覚えようなんて思ったのが運の尽き。
前にも投稿しましたが、目一杯扱き使われて、現実社会の厳しさを嫌と言うほど思い知った次第。
製造会社でしたから、現場作業そしてボイラー技士や危険物、溶接、フォークリフトの資格も取りました。
設備の保守管理から倉庫業務、コンピューターからトイレの詰まりまで、何でもやりましたよ。
ISOも9001と14001双方のシステム立ち上げに絡み、今じゃ考えられないようなブラックなハードワーク。
現場で肉体労働で終業まで扱き使われた後、夜中までISO認証に向けての会議の連続。
相手は、皆さん高学歴のお歴々、私のような低学歴のペーペーが一緒に仕事をしなきゃならないんですよ。
これが毎日続くんですから、結局十二指腸潰瘍で下血まで起きる始末。
それでも一日も休まず仕事を続け、ISO9001と14001の認証を取得も大成功。
唯、ある日社長が変わり、方針転換、私は倉庫に島流しとなりISOともお別れ。
でも、多少余暇もできたんで、いろんな経験を活かし、当時の環境庁が所管している『環境カウンセラー』に応募したら、恐ろしい事に見事合格。
だって、論文審査が合格し、口頭試問に出掛けたら、受験者は皆博士号や修士号をお持ちのエライ皆さん。
前述のように私なんか職業高校出身の労働者ですからねぇ。
それでも、色々な経験を積んでいたお蔭で、環境カウンセラーになっちまった次第。
だから、定年退職後は好きな環境保護自然保護に専念できると思ったら前述のように、未だISO9001事務局の重任を押し付けられている始末、

殆ど愚痴みたいになっちゃいましたが、今夜聴いているBGMは、アンネ・ローゼ・シュミットのピアノ、オトマールスイトナー指揮ドレスデン国立管弦楽団による、モーツアルトのピアノ協奏曲21番ハ長調K.467。
第二楽章アンダンテが有名な『短くも美しくもえ』ですなぁ。
Youtubeに良さげな演奏がありましたので貼っておきましょう。
大量のISO手順書づくりに追われた今日一日、こんな曲を聴きながら疲れを癒すのも一興。
明日は、孫達を一日預かり面倒を見なきゃならないので、爺さんと婆さん達は大喜び(笑)。