今日も韮崎アメダスは30℃オーバーの真夏日。
それでも風が有るためか、湿度が低く過ごしやすいですね。
実りの秋を迎え、時折お伝えしている拙宅のお隣で栽培している『みどりのカーテン』も太陽の恵みをいっぱい受けて、葡萄が食べごろ。

サムネイル画像をクリックしていただくと、大きな画像でごらんいただけますよ。
お隣で西側窓の外側で栽培しているのは、山梨県で半世紀以上前から栽培されているデラウェアと云う品種の葡萄。
小さな実を付けるこのアメリカ渡来の品種を、ジベレリンと云う果物の成長を促す薬品に花が咲いた後二回浸すと成長促進だけじゃなく、種子が無くなってしまいます。
これが『種無しデラウェア葡萄』として、多くの農家で栽培されておりました。
最近では、粒が小さい事もあり、大房系の巨峰や、シャイン・マスカットと云った粒が大きく、食べごたえがある葡萄が多く栽培されるようになっています。
お隣は、農家じゃありませんから、ジベレリンを使わない昔ながらのデラウェア葡萄。
収獲は遅いですが、その分味はピカイチ。
上の画像が先程、お隣から頂いたデラウェア葡萄と収穫期を迎えた、みどりのカーテンです。
私達環境カウンセラー協会では、今までゴーヤ一辺倒だった『みどりのカーテン』から、山梨特産の葡萄栽培によるカーテンを奨励しています。
ゴーヤは、沖縄県などの亜熱帯気候で栽培しやすい野菜ですから、寒冷な山梨で栽培する場合、苗を育てるため温室での育苗が欠かせません。
そのため6月初旬では、やっと定植できたばかりで余り大きくならず、カーテンとしての効果が期待できません。
葡萄ですと、4月かr5月には蔓を伸ばし、6月にはみどりのカーテンとして充分な効果が期待できます。
県の森林環境部でも私達の助言もあり、葡萄によるカーテンを奨励してきましたが、農政部の理解が余り得られず、なかなか浸透しませんでした。
葡萄産地であるからこそ、『みどりのカーテン』としての効果より、収穫される葡萄の方に重点が置かれてしまうためです。
葡萄の栽培は、一般的に難しいと云うのがその理由。
特に病害虫の防除、施肥、剪定作業等をしっかり行わなくてはならないと云った固定観念が強く、一般県民への周知が進みませんでした。
お隣は農家じゃありませんから、冬季不要な枝を落とす剪定作業もご主人の自己流。
施肥は、油粕を根元にまく程度の上、防除??作業もホームセンターで扱う家庭用の農薬を使っておられます。
これで、こんなに収穫できるなら充分でしょ。
先ず『みどりのカーテン』は、葉を茂らすことを第一に考えましょう(笑)。
そうそう、ゴーヤ栽培で一番面倒なのが、毎日の水やり。
葡萄なら、それ程水やりを気にする必要がありません。
逆に雨が多いと病気になりやすくなります。
そして、一年草のゴーヤと違い、枯れた蔓や枝を苦労して片づける必要もなく、適宜剪定を行うだけ。
みどりのカーテンからの収穫で、ワインを醸造しようなんて暴挙を考える方もおられましょうが、それじゃ収穫にこだわる事になり、肝心のみどりのカーテンが疎かになります(笑)。
秋の恵みに感謝して、聴く曲は、ベートーベン作曲交響曲第7番イ長調作品92。

引っ張り出したのは、久しぶりにユーディ・メニューン指揮シンフォニア・バルソヴィアのCD。
この7番の交響曲こそ、収獲の秋、吞めや唄えや大騒ぎのための音楽と私は理解しております。
Youtubeから、ニコラウス・アーノンクール指揮の演奏を貼っておきます。
オケは、不明????。
追伸、akifuyu102 さまより、コメントをいただき、Youtubeの記載違いで、指揮者は、サー・ゲオルク・ショルティ、オケはウイーンフィルだそうです。
akifuyu102 さま、どうもありがとうございました。