南岸低気圧が明日頃からやって来るそうですね。
先日関東地方では大雪だったようですが、当地は数センチの積雪と大した事はありませんでした。
南岸低気圧と雪で思いだされるのは、先日も投稿した社員旅行で山梨に帰れなかった事、川俣川東沢に滑落した事、そしてもう一つ。
時はバブル最盛期の頃でした。
夜明け前の大雪に大喜びして、当時乗っていた某社ジーゼルのFFファミリーセダンに最新型スタッドレスタイヤを装着し、ルーフには,雪遊び用にカルフのクロカン鱗板を載せ、目指すは観音峠大野山林道から木賊峠。
しかし、スタッドレスタイヤを履こうが所詮FFセダンでしたので、観音峠遥か手前で雪に行く手を阻まれタイヤは空転。
それでも何とか脱出して、これ以上林道を登るのを諦めて帰路に付いた途端、別の車が側溝にタイヤを捕られ横になっておりました。
手伝って車体を上げようにも人手が足りず・・・・・。
そこにやって来たのは、大きなマッドタイヤを装着した大型クロカンタイプの四輪駆動車。
手伝うように要請したところ快く・・・・でしたが、その風体は凄い姿。
ビッシっと上質のスーツと革靴で極めた兄ちゃん二人、そして同じくドレスアップした若いお姉ちゃん達二人。
雪深い林道に相応しくない出で立ち。
どうも六本木辺りのディスコバー辺りから流れて来たと思われる風体。
それに引き換え我身の姿は、山梨県より支給された自然監視員の上着、それに合わせた作業ズボンを覆うアノラック、足元はゴム長靴ですよ。
真新しい四駆はウインチ付きなのですが、何と使った事がないと仰る。
そこで、自転車を車体に括り付ける時使っているシャックルを取り出し、件のウインチのワイヤーと要救援車を繋いで無事救い出す事ができて、一同満足顔。
何たって、初めて車載の電動ウインチが役に立ったと粋なカッコの兄ちゃん達は、大喜び。
そこで彼らとは別れましたが、そのまま雪の林道を登って行く流石、大型四輪駆動車。
なるほどねぇ、世の中いろいろな人々がいるものだと、思いましたよ。
今から思い返してみると、あれがバブルの頃だったんでしょうねぇ。
街中じゃ全く意味を成さず、燃料をまき散らすだけの高価な大型クロカン四輪駆動車。
金を掛けてドレスアップした兄ちゃんや姉ちゃん達。
当時20歳ぐらいに見えましたから、今は既に50歳ぐらいでしょうか、今はどんな暮らしをなさっているのでしょう。
私はあの頃と全く相変わらず、嫁と慎ましく暮らしております。
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