さて、今夜も私にとって禁断の飲料である、お酒について、もう少しね。
先ず、百薬の長と云われる酒について、本来アルコール、メタノールはモチロン有毒なアルコールの仲間。
燃料として、固形アルコールにも良く使われます。
お酒に含まれるのは、消毒用としても利用されるエタノールです。
消毒に使われるくらいですから、本来こちらも有毒。
お酒に含まれるアルコールは、体内に吸収されると、アセトアルデヒドという有毒物質に変化します。
このアセトアルデヒドが曲者で、二日酔いや頭痛、吐き気などを誘発します。
血液中のアルコール濃度が0.5%にもなると、生命の危険があるとか。
清酒を一気に一升、瓶ビールを10本、ウイスキー等をボトル1本。
ゆっくりなら良いのですが、これらを一気に煽り込むと死に至る事もあるとか。
適量の飲酒なら健康に良いと云われていますね。
特に葡萄酒(ワイン)はお酒の中で唯一のアルカリ性食品の上、赤ワインなら、ポリフェノールを多く含むとかで、特に健康に良いと云われています。
白ワインも殺菌効果が高く、食中毒の防止効果も・・・・らしいのです。
そもそも収穫した生の葡萄は、傷みやすく保存が難しいため、干し葡萄にもしますが、一番多いのが葡萄に含まれる糖分を空気中や葡萄の果皮に付いている野生酵母によって発酵させ、葡萄酒そうワインを醸造して、これを保存する事。
しかし、素性の知れない野生酵母では、発酵が上手くゆかない事もあります。
また、せっかく醸造したワインが酢酸菌など、ワインにとって有害な微生物が繁殖しワインビネガーに変質する事もありました。
そこで、ワインを広く作っていたローマ時代、硫黄を燃やしたガス(二酸化硫黄や亜硫酸ガス)を用い、ワイン醸造に使う器具(樽や甕)を殺菌したのだそうです。
また、出来上がったワインにもこれら硫黄酸化物を加える事によって酸化を防ぎ、長期間の保存に耐えるようにしたそうです。
つまり硫黄酸化物によりワインの貯蔵性が安定性が飛躍的に向上したわけですね。
今でも世界中で、もちろん日本のワイナリーでも酸化防止剤として硫黄酸化物(亜硫酸)が広く使われています。
もちろん、亜硫酸は、有害な大気汚染物質として皆さんご存知ですね。
現在山梨県の多くのワイナリーでも、有害とされる亜硫酸(酸化防止剤)を全く用いずにワインを醸造する技術があります。
簡単に説明すると、ワインに含まれる酸化しやすい物質をあらかじめ、目一杯酸化させてしまい、これを除去して、これ以上酸化しないワインにするわけです。
或は、酸化しない内、すぐに吞むようにするワインもあります。
しかし、前述のようにワイン自体、良い収穫年度の葡萄を使って上質なワインを作るわけですから、保存性が悪いとこまりますよね。
また、原料葡萄や発酵中のワインに含まれる酸化しやすい物質は、ワインにとって一番美味しい部分。
これを酸化させて除去するのですから、おのずと美味しくない????ワインになりますよね。
そして、最初の方で記述しましたようにアルコールは人にとって有害物質です。
酸化防止剤入りのワインを大量に吞んで体が変調をきたすより、先ず先にアルコールによる病気、肝硬変、肝臓癌、その他多くの飲酒が原因とされる病になりますよ。
健康のため、ワインに含まれる酸化防止剤を恐れるのでしたら、お酒であるワイン自体を御飲みにならない事を、先ずお勧めいたします(笑)。
さて、今夜もYoutubeから一曲貼っておきます。
勝沼の某大手ワイナリーとタイアップした沢田研二さんの『あなたに今夜はワインをふりかけ』です。
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いつも本音で、ミステリアスさが無いのでお水でいいのかもしれませんね。
お好きなのに 召し上がれないのはお辛いですね。