ここは、韮崎アメダス観測地点に近い氏神様の付近。
久しぶりに最低気温は、2.3℃とプラスの気温で、最高気温も17℃まで上ったようです。
陽が少し傾きかけた頃、当地に咲くスプリングエフェメラル(春の妖精)達を訪ねました。
春一番に花を付け、実を結び、他の旺盛な植物達が繁茂する前に役目を終え、消えて行く可憐な植物達。

夫々のサムネイル画像をクリックしていただくと、可憐な姿をご覧いただけます。
左カタクリは未だ蕾が固く、桜が咲く頃まで待たねばなりません。
右側のアズマイチゲですが、陽が陰ったので、花弁を閉じ始めてしまいました。
陽が当たると、再び花弁を開きますが、明日は雨の予報ですからダメですねぇ。
カタクリはユリの仲間、そしてアズマイチゲは、キンポウゲ科イチリンソウ属の植物。
イチリンソウ属の学名には、anemoneが付き、アネモネの仲間であることがわかります。
特にアズマイチゲは、東京都では絶滅、そして山梨県や千葉県、埼玉県他でも絶滅危惧植物に指定されているそうです。
ここは谷戸の奥なので、陽があたる時間はごくわずかな時間。
カタクリが咲く頃再び彼女達に会いに来たいと思います。
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素敵な野草ですが、絶滅、あるいは絶滅危惧種指定とは。。。
一体何が起きているのでしょう?
ホテイランを日本の山で見たいのですが(こちらでは大きな群生地があり、絶滅の話など聞いたことがありません。。。)、日本ではもうほとんど見られないと聴かされました。稀に咲いている場所を知っている人がいても、盗掘を恐れて絶対に他言しないとのことでした。
世界中のすべての種を数えると、何十、何百という数が毎日この地上から消えているそうです。寂しいことですね。