「四万十のえっちゃん・みっちゃん」さま、例のアイスの話題で、ベートーベンのピアノソナタフリードリッヒ・グルダの演奏で、31番をお聴きになったそうです。

拙宅にも遥か昔、清水モノで買い込んだグルダの全集がありまして、久しぶりに31番へ針を落としました。
CMにも使われた第2楽章ですが、グルダのピアノは1楽章から殆ど切れ目なく、冒頭より速いタッチでの力強い演奏。
来るべき第3楽章前半の嘆きを強調するかのような演奏に聴こえます。
やはりグルダさん、第3楽章のフーガをメインに据えておられるようで、2楽章冒頭は、アイスの方が遥かにインパクトを感じました。
レコードはグルダだけですが、CDには、イヴ・ナット、グレン・グールド、アンネオランドの演奏があります。
って、わけで手持ちの演奏を全て聴いちまおうと云う企画を企ててみました。
一番新しい録音は、アンネ・オランドの全集ですが、31番だけじゃなく、他のソナタにしても何となく、固い音なんですね。
2楽章、緩急をつけたグルダに比べ、明らかに遅めな演奏。
最近一番多い回数を聴いていると思われるグレン・グールドの演奏。
そのせいか、なんとなく普通に聴こえてしまう。
おそらく彼の演奏ですから、それなりの事があるのでしょうが・・・・。
最後に残ったのは、イヴ・ナットのCD。
拙宅にある31番の内、最も古い録音の筈。
恥かしながら、今日初めて聴くCDになっちゃいました。
全集なので1951年から55年頃の録音でモノ―ラルですが、音質的には、全く問題ないレベル。
グルダ同様、1楽章と2楽章が休みなく演奏されます。
特に2楽章冒頭、強烈な何かに立ち向かうような気迫を感じざるを得ない演奏。
グルダの演奏と比べ、とても対照的。
31番を纏めてこれだけ聴いたのは、初めての経験。
演奏家によって、ここまで変るのかと思いました。
折角31番を取り上げて演奏が無いのは寂しいので、Youtubeから、エレーヌ・グリモーさんのピアノ演奏を張っておきます。
次はアパッショナータ辺りが楽しそうですが、きっと疲れちまう。
オマケに私の手元にどの位の枚数のレコードとCDがあるか判らないのが怖い・・・・。
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おはようございます
ベートーベン、グルダの全集!!!(@@)/すごいですね!!
うらやましすぎますよ!
私は、ピアノを弾きますので、やはりベートーベンが大好きです。
聞き比べ楽しいですよね!
まったく違う感じになるもですよね!
たくさんCDききくらべしたいな~~
コーヒーを炒りながら^^
やりたいことが多すぎです(笑)