この季節、以前なら甲州市福生里の山間にサトイモ科のザゼンソウを観に行く事が恒例になっていました。
ここは、山梨県が指定する自然記念物として保護対象になっている地域です。
昔は、水辺にザゼンソウが咲き乱れるのを観察するだけでしたが、そのうちに何処ぞのミズバショウの自生地並みに整備が行われて木道が整備され、それが霜で滑りやすくとても不便でしたが、一応誰でも観察できるように整備されました。
そして、ザゼンソウ公園として更に整備され、それまで県道に車を停め、山道をある程度歩く必要がありましたが、駐車場も整備され自生地近くまで車で入る事ができるようになり、手洗い売店他も整備されました。
いつの間にか観光地になってしまいました。
標高が低いため、ここは2月中旬から咲き始めますが、3月の春分頃になると、国道141号線旧道の山梨県と長野県の県境付近の小海線踏切近くの河川敷一帯にザゼンソウが咲き乱れます。
標高が高いので残雪の中から顔を覗かせる仏炎苞状の花はみごとです。
しかし、ここは旧国道ですが、私達のような物好き以外近寄らない場所なのでゴミの不法投棄が多く、廃タイヤや廃石油缶の間からザゼンソウが顔を覗かせるのもチョット不憫。
前出の甲州市福生里では、大切に整備され、他はゴミ捨て場・・・・??。
これも良くある光景です。
そんなゴミ捨て場的、貴重野生植物の自生地、いろいろあります。
却って大切に保護するより、ほっといた方が盗掘もないのでゴミ捨て場のままが良いワケ(笑)。
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