もはや夏は秋雨の彼方に過ぎ去り、日中の最高気温も辛うじて一瞬だけの夏日。
朝は20℃以下まで気温が下がり、夜間でも開け放っていた窓も今は閉めて休んでいます。
秋雨前線の影響とかで、方々大雨が降っているそうです。
一雨一雨秋が深まると申します。

昼頃から当地も雨模様でしたが、それまでの薄日も差す短い時間、長男が持ってきた栗を干してみました。
大粒の栗、里山はもう秋たけなわ。
稲刈りもあちらこちらにで始まっています。
いつの間にかヒグラシの声も聞こえなくなり、秋虫の声だけが夕暮れに響くようになりました。
PCに取り込んであるビル・エバンスのポートレート イン ジャズを久しぶりに流しながらブログの更新。
いかにも秋ですねぇって気持ちになるこちらのアルバム。
一番最初に聴いたのは、今も退職したにも関わらずこき使われているアルバイト先の独身寮。
もう半世紀近くも前の事、同僚と一升瓶の赤葡萄酒を煽りながら聴いていたのを思い出します。
今と違い当時殆どの会社は今で云う、まるでブラック企業???、夜明け前から夜中まで働き、寮に帰って夕食をアテに一杯ひっかけた後、同僚達と辛い仕事を慰めながら更に酒量が増えるだけ。
まあ、一人四畳半の個室と3食付き、ちゃんと残業代も出るわけで、文句も言えなかったんですけどねぇ。
同期入社の社員が皆直ぐ辞める中、お陰様で、苦労しながらもいろいろ仕事を覚えたのが役に立って、今もこんな体になっても扱き使われているわけです。
youtubeからこのアルバムを貼っておきます。
そんな感傷に浸るには良いアルバム。
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手元の「Portrait In Jazz」は、
後年リバーサイドを手にしたFantasyのOJC盤です。
LPレコードが完全に姿を消してから市場に出てきた時、
喜んで大量に買った中の一枚です。
30年ほど前でしたね。一枚1300円でした。
ジャケット・盤ともに品質は良くないですが、
なぜか音だけはそこそこ良く、
あの時買った自分をほめてやりたくなります。
本作ジャケ写のエバンスを「NASAの主任研究員のようだ」と言った寺島さんも80を過ぎたそうです。